オススメの本とタメになる本は異なる
◯◯に読んでほしい本
◯◯には「20代」「新社会人」などがよく当てはまる。
果たしてこれらで紹介された本が当人たちの役に立つのか考えてみた。
読んでほしい本とは
まず「新社会人に読んでほしい本」とはどのようなものだろうか。
ググってみると人生観や思考法、仕事術などいわゆるビジネス本が多く挙げられる。
つまり紹介者がもっと早くにその本に書いてあることを実践できていれば、より多くの成果をより楽に成し得たということだと思う。
何の身にもなっていないが、なんとなく良かった気がするというだけでどうでもいい本を勧めてくる人もいそうだが、そこは無視する。
ためになる本とは
一方で「新社会人が読んでためになる本」とはどのようなものだろうか。
もちろん新社会人に限った話ではないが、読後に考えが変わるような本や、スキルが身につくような本、自分が感じているもどかしい部分をすっきりまとめてくれるような本である。
しかし、スキルに関しては0の状態から本を読むだけで1に上がるようなことはないと思っている。スキルは経験してはじめて1に上がるのであって、本を読んでもせいぜい上がりやすくなるだけであるとする。
時期(=経験値)があっていない
ここで問題なのは、ある人にとって「新社会人に読んでほしい本」とは、確かにその人が「読んでためになった本」であるということだ。
(なんとなくで勧めてくる考えていない人を除いては)
しかし、それが「新社会人が読んでためになる」のかはまた別の話である。
その人は本当に新社会人時代にそのお勧めの本を読むことで自分のためになったのか。
つまり、もっと早く読めていればよかったのではなく、その本を読んだタイミングがベストであり感銘を受けたのではないかと思う。
読書指針?
ではどういう時にどのような本を読むとためになるのか。
ためになる本とは、
- 何も知らない時には新しい世界観を生み出してくれる
- 経験中のときには体系的に整理してくれる
だとすると、その時のその分野に対する理解度や経験値によってためになる本は異なる。
- 初めは広く浅くさらっと書いてありわかった気にさせてくれる本
- 経験中はつまみ食いできるようなリファレンスとして使える本
- ある程度の経験を積んだ後は概念や各々の繋がりを理解できる本
なので「◯◯に読んでほしい本」として贈られる本は、おそらく当人たちにとっては退屈な本であり、身には入らない本だ。
考えてみて
書いてはみたけど、主観的で後半は特にまとまっていない内容になってしまった気がする。